Offtime vol.28 ~Cafe CARAVAN 35th ~ ⑤キングブラザーズ.その1
それぞれのバンドが、それぞれの盛り上がりを見せ、キングブラザースの出番までには、弱冠時間が押していた。TAZZYのDJの後、ゴリゴリのブルースを基調とした重いビートが爆音で鳴り始める。(このSE痺れた。)大勢の人がステージの前に集まり始める。少し長めに感じたSEは、伊勢でキングブラザーズの音が鳴ろうとしていることへの期待感がそうさせていたのかもしれない。(いや、それもあるが実際少し長かった。)
そして、ついに王様登場。
前方客席から見て左手にマーヤ、右手にケイゾウ、中央左にシンノスケ、そこから少し後方中央右にタイチという配置でスタンバイ。一昨年ケイオスで見たときはたしか逆だった・・・そんなことはどうでもいい。
「伊勢の狂った兄弟に呼ばれて来ましたー!」
ケイゾウの一言からBig Boss!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まさかのホシ盤からスタート。
うねる様なビートにタメを効かした後のブレイクから、怒涛のように繰り返されるギターリフとスクリーム~間髪いれずにシャープなギターがフィードバックノイズを切り裂くkill your idle.へとなだれ込み、3曲目のマッハクラブが始まった時には、すでにピークを迎えていました。
マッハクラブ間奏でのマーヤ・スクリーム
「cafe CARAVAN 35周年おめでとう!俺も次35歳やー!びっくりやー!」
尋常じゃないテンションで始まったオープニングから3曲。
ミディアムテンポなAC/DCで、少し我に返ったような気がしたのもつかの間、後半でマーヤのスクリームからバーストするこの曲。狂気じみたスクリームとダブルマイクで「ロックンロールは飛び込むぜ!」そして、飛び込んだマーヤを支える。硬直した体で、ひたすら煽るマーヤ。「イッセ!」コール成立。そして、「ニ・シ・ノ・ミ・ヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
現在の布陣になってからの決意表明ともとれる今回「Kill Your Idol」に再録された 「Spaceship」。この曲と「XXXXX」は、今の4人でこそ鳴らせる象徴的な音だと思う。
マーヤがボーカルをとるPerfect R&R。夙川ボーイズにも通ずるような非常にメロディアスな曲。もはやマーヤのボーカルとスクリーム、そして、佇まいは神がかって見える。
ケイゾウのコンディションが余り良くなかったような気がしていましたが、やはり次の砂の城のボーカルが、少しきつそうだった。しかし、それがその他のメンバーに火を点けていたのうな気がしてならなかった。ここまでで、マーヤが何回客席へ飛び込んできたかわからない。
ルル。擦り切れる程聴いたその音が、この地元・伊勢で鳴っていた。
0コメント