京都音楽博覧会’10 ダイジェスト版

続きを載せようと思いつつ、長い月日が経ってしまいましたので、
手っ取り早くダイジェスト版ということで、よろしくお願いします。

今回は、ステージがあらかじめ2つ(正面メインと右サブという感じ)用意してあり、セット転換の間隔はほぼなかった。

12:35 andymori
くるりの完璧なまでのパーフォーマンスの後で、落差はあったものの、初体験のandymori良かったです。
とにかくこのバンドは、表現できそうで出来ないノスタルジックな視点を描いた歌詞と小山田壮平(Vo./G.)の切なく疾走感のあるメロディーを歌いあげる透き通った声がすばらしい。
少々前のめり(過ぎる!?)で、荒削りだけど、和製the Libertinesとも称された次世代の可能性としては、十分期待できる存在だと思います。
見た目は、かなり若かった。
近頃、ドラムが脱退とのことで・・・。

13:10 遠藤賢司
ライブを見るのは初。
ほとんど音源を聴かずに体験したエンケン。
開始10分くらいひたすらエレキギターを掻き鳴らしながら、
ドラムを叩き、叫びつづけるという圧巻のパフォーマンス。
ライブハウスで見たいと思った。


世部裕子と京都何とか研究会は飯を食いに、前線から離脱。
世部裕子は、やっぱ良かったらしい。京都何とかは、御経みたいな感じです。


15:00 二階堂和美

飯くった後で、木陰で一休みしながら音だけ聴いた感想。
うん、比較的好きなミュージシャンです。「今日を問う」って曲で好きになりました。大分アバンギャルドな人かと想像していましたが、やっぱりそうでした。
そうなんですが、それでいて柔らかさがあるというか、不思議な感じです。
しっとりとした歌声と絶叫が交互に聴こえてきました。


15:55 jim O'Rourke

今回のベストアクトです。いや~よかった。
音博がやめられない理由は、実はこういうところにあるのかもしれない。
jim O'Rourkeのライブって言っても、いったいどんなライブなのか。
jim O'Rourkeの音自体が掴みどころのない部分が多く、ソロなのかバンドなのか、それとも打ち込みなのか・・・様々な期待を膨らませている中、登場したのは一番期待していたバンドセットでの登場!
自らギター・ボーカルをつとめるライブとしては、21年ぶりのバンドでのライヴらしいのですが(ホントかね?)、どちらにしろ僕にとっては初jim O'Rourke。一番好きなInsignificanceから2曲もやってくれたが、アレンジが大分加えられていて、印象が違った。
その淡々としたボーカルと意外にポップなメロディー、変拍子とノイズ、アバンギャルドとバートバカラック・・・その構築するセンスが最高です。
ちょうどこの頃に小雨がしとしとしていて、アコースティックに浸っていると、急にパンキッシュに展開したり、ノイジーになったり縦横無尽に繰り広げられるthe jim O'Rourke world !!
そして、なんとMCは日本語!ただ、意味があまり分からなかった。
ライブ後は、自分で後片づけをするというご愛敬なジムさんでした。
もうちょっとやって欲しかったな。

01. Stupid As The Sun
02. last year
03. Life Goes Off
04. Therefore I Am
05. The Workplace


16:30 the ventures
やっぱりノリがいいね。
僕もthe venturesのレコードは何枚か持っていますが、
オリジナル以上にカバーも多いこのバンド。
Paint it BlackやGreen Onionsも挟みつつ、
「キシダさ~ん」という掛け声とともになんと岸田さん登場。
今回のコラボレーションがthe venturesとはびっくりしました。
素直に楽しめる、楽しいステージでした。


17:55 くるり

今回はbobo、ハンバート ハンバートの佐藤、フジファブリックの山内総一郎(G)を加えた5人でのバンドセット。いいねェ~。
一曲目はやはり最新ALからの一曲目「無題」。
「言葉にならない笑顔を見せてくれよ」から「さよならアメリカ」。
このALの1曲目から2曲目への流れで、何度くるりにもっていかれたか。

ファンデリア:Interlude ~ モノノケ姫
さよならストレンジャー:ランチ~ 虹
図鑑:イントロ~マーチ
TEAM ROCK: TEAM ROCK~ワンダーフォーゲル
ワルツを踊れ Tanz Walzer:HEILIGENSTADT~BREMEN
他のALも2曲目に、そのALの核なる曲を据えていることが多い。
(愉快なピーナッツ・Baby I Love You)
THE WORLD IS MINEとアンテナに関しては、全体の流れを特に意識している
ように感じる。

おそらくこのintroからの流れというのは、くるりが意識的というか好きなんだろう。

 くるり・ザ・セッションをやったこともあって、本編のくるりは新曲主体。
AL聴いてないとちょっと馴染めなかったかもしれないが、今回のALはホントに曲がいい。前回、曲の出る理由はあまり興味がないというようなことを言いましたが、やっぱりそういう理由の結果、生み出される音の必然性というのはあるように思います。

大人になったと言えばそれまでですが、やはりそれは僕らの生活もリンクする。
そして、それを裏付けるその演奏力。落ち着いているが、レベルはかなり上がっている。

ゆらゆら帝国にしても、全てを削ぎ落とした「空洞です」というALを作り、自らを出来上がってしまったと表現し、解散してしまった。

それを、出来上がってしまったととるか否か。
それは、聴く側にも言えるような気がします。
くるりは、この先も良い曲を書き続けることに力を注いでいくんだろう。
それはそれで。

「坂道」は涙でた。

01. さよならアメリカ
02. 温泉
03. コンバット・ダンス
04. 目玉のおやじ
05. 魔法のじゅうたん
06. さよならリグレット
07. Baby I Love You
08. ばらの花
09. 坂道
10. 麦茶
EN1. 東京レレレのレ




マンガ定食食いたかったな~。






COFFEE CARAVAN

1976年喫茶店として開店 ドライカレーと コーヒーと ベイクドケーキがおいしい ちょっとレトロなお店です。

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