京都音楽博覧会’10

 さて、京都音楽博覧会のことを載せるのも今回で4回目となった訳で、
最近の時の過ぎゆく速さをしみじみと噛みしめている今日この頃。
全国各地で夏フェスが乱立するようになった昨今の状況下の中、唯一
初回から行き続けている音楽フェスが、京都音楽博覧会。
やはりこのフェスは、主催者であるくるりが単に好きなだけで来てしまうと、
しっぺ返しを食らうような・・・そんなところが逆に魅力的なフェスだと思います。
年々人選が濃くなってきている気がしますが、今回はやっぱり恒例のUS indies枠
ジム・オールクでしょう!
 しかし、フジやサマーソニックが集客に苦戦を強いられている状況で、この人選で集客は大丈夫か?と心にもないことを考えつつも、yahooニュースでは、フェス離れは20歳代後半から30代後半の世代が顕著であると・・・ふーん。

 前日の町の寄り合いから、その緊張感のまま酒に飲まれて、ほぼ一睡もしないまま
朝6時前に起床し、6時半に出発。
前回は前乗りで参加していたので、十分時間に余裕があったんですが、今回はバタバタでした。

 10時半ぐらいに京都に到着。
去年見つけた、コインパーキングではない会場すぐ横の月極のような駐車場へ。僕は、今
年もお世話になろうと、この日のためにととってあった、去年の¥2100の領収書を握りしめ
受付のおじさんへ話しかけました。

おじさん「あーこれやろ?(会場を指さす)いいよー。¥1500になるけどー。」
僕「あっ、はい!ん!?ありがとうございます!」

 なんと去年より¥600円も安いという破格の値段提示に、握りしめていた去年の領収書をすかさずポケットにしまいました。去年の値段はおそらく覚えてないとはいえ、いいのか!おじさん!来年は¥900か!(笑)と、まぁこんな珍事もありつつ、さっさと会場へ。

 音博のタイムテーブルは当日発表されるので、いつも会場についてからその日の計画を練るんですが、会場に付きタイムテーブルを見てびっくり。



12:00 ~ くるり・ザ・セッション

 1発目からなんとくるり。
といっても、かつてのメンバーである森信行と大村達身お迎えた「くるり・ザ・セッション」というかたち。
物販やフードコーナーをブラブラしつつ、寝不足もあってかぼーっとしながら会場に入った途端に、いきなり鳴り響いた「東京」。
あー油断していました。まさか東京でのろしを上げるとは・・・。
続いて「尼崎の魚」と初期のナンバーが続き、ステージでは初めて見る森信行がドラムを叩いていました。ドラムがパワフルに見えるのは、体格がいいからなんかな。
すごく新鮮なくるりがそこにいました。3ピースには3ピースの良さがある。現在のくるりもサウンド的には3ピースで作っていったようなものだとは思いますが、やはり初期の初期でしかないこの感じというのは、色褪せていくものなんだと思いました。(その感じを今持っているのが、次のandymori。)
 だからこそ、このタイミングで「くるり・ザ・セッション」をしようと思ったくるりの心境は?おそらくベストやBサイドコレクションやトリビュートの流れでいったんリセット?原点回帰したかった・・・と、考えてしまうとこれはまた、くるりの思うつぼのような気がしてしまいます。

 1stアルバムから現在に至るまで、様々な趣向をこらした作品を発表してきたくるりですが、なにかはっきりした理由を持ちながら作品を発表してきているように思えてしまいます。

 逆になにか精神的な理由がないと、作品が発表できないような、次作へのストーリーを引きすぎているような・・・確かに様々なメンバーの脱退や加入を繰り返し、オリジナルメンバーが2人となった今でも活動をし続けるくるりは、非常にドラマティックではあり、日本のバンドの中では、大好きなバンドですが、あまりその作品がでる理由みたいなものはどうでもいいというか、純粋にその音がいいかどうか。そっちの方が興味があります。

 今回のアルバムなんて、そんな理由なんてどうでもいいぐらいすばらしいからね。
それはそれ。これはこれ。

 横道にそれましたが・・・リバーから、大村達身が加わり~WORLD'S END SUPERNOVA  最後はなんとロックンロール。実に内容の濃いまさに「くるり・ザ・セッション」でした。


1,東京
2,尼崎の魚
3,リバー
4,world's end supernova
5,ロックンロール


続く・・・。














COFFEE CARAVAN

1976年喫茶店として開店 ドライカレーと コーヒーと ベイクドケーキがおいしい ちょっとレトロなお店です。

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