キングブラザーズ @ CLUB CHAOS
先週の土曜日、キングブラザーズを見に四日市のケイオスまで行ってきました。
今年初だと思います。ライブハウスで聴くロックって。
ホント減ったな。極端に。
それだけに昔の感性を呼び起こすべく、いざ伊勢よりチケットを持ってないミスターUKロックマン林を乗せ、車を走らせました。
たしか高校を卒業するかしないかぐらいに、僕はキンブラと出会い、衝動買いで大阪のtimebombで1st,2edをアナログでまとめて買った(CD持ってんのに)。それは今でも大切に持っている。
ただ、それに針を落とすことは、今じゃあ幾多と無くなってしまった。
東のミッシェル・西のキングブラザーズというような、その世代のガレージバンドの構図が勝手に敷かれていたりもしたのだが、今や東のミッシェルは解散。そして、アベは死んだ。そう僕の初期衝動は、死んだのだ。
僕たちも若さゆえの初期衝動を求めていたころとは違い、今や幅広い音を聴き、そして欲している。
しかし、この日僕はキングブラザーズを見に車を走らせた。
この日はロデオ・キャブレターのツアーでの対バンでの出演であり、他にもガレージバンドや、元potshotのvo.がやっているバンドとかが出ていた。
四日市で名古屋でバンド練習帰りの古川・シンフォニア・利彦と合流し、いざケイオスへ。
ケイオスもまた初だったのですが、思っていたより非常に見やすい。まぁ客もそこそこだったので、なかなか快適でした。
2バンドが終わり。
キングブラザーズ。
デビュー当時は3ピースのベースレスバンドとして登場したキング。そのときはベースレスってベースないバンドってあんの?ってぐらい驚いてた。そのなにかひねくれた、ハナから予定調和を感じさせない佇まいと、そのとてつもない暴力性と爆発力の中に見え隠れする子供のような立振る舞い。
ミッシェルと同じく黒いスーツでステージに立つ様は、同様にスタイリッシュではあるものの、あくまでスタイリッシュさを崩さなかったミッシェルとは違う魅力があった。
v.gのケイゾウとg.Screamingのマーヤはオリジナルメンバーで、これまでにドラムスが幾度となくかわり、満を持してベースを加えた現在の4ピースとなったのは最近のことである。
とまぁ、昔を振り返りつつ、肝心のライブはと言うと・・・
凄かったです。
これがキングか。
ケイゾウはアンプの上に登りっぱなしだし、マーヤはトラッシュ・スクリーミングとでもいうべき叫びっぷり。ドラムは最小のセットで地鳴りのような強烈なリズムを叩き出し、ベースは白いスーツにメキシカンハットと妙にネックの長いベースを振り回す。じゅん君がマーヤ君は存在自体が冗談みたいな人だと言っていたのがよくわかった。
極めつきゃ~ドラムセットごとステージから放り投げ、客を周りに囲んでラスト2曲を狂喜乱舞。
あんまテンションが上がり過ぎて、なんの曲やったか忘れそうになりましたが、たしか昔の2edの曲をやった気がする。もうあの瞬間は何でもよかったね。
久し振りというか、いやこんなのは初めてだった。
この光景は、HPで動画が上がってたので、知ってたんですがまさかやってくれるとは思わず、下りてきたときは我を忘れてました。
こんな感じです↓
デキシード・ザ・エモンズも同じようなことをやっていたそうですが、
ガレージバンドじゃ恒例なんか。そーいやガソリンもボーカルは下りてきたな。
いやいや最高だわ。
申し訳ないことに、トリを見ずに帰ってしまいました。
凄くてもう当分いいなーとか言ってたけど、また見たくなってきた。
キングまだまだいける。
0コメント