京都音楽博覧会09 その2
ん~至って普通の横手前焼きそばを食べ終え、腹ごしらえも完了したところで、会場内へ移動。
会場に入るとちょうどBen Kwellerが出演中。最新のカントリーALは聴いていなかったのですが、昔よく聴いていた1stのsha shaの曲のやっていたのでよかったです。
過去の出演者もそうですが、個人的にこの辺のUSのindie系の人選は続いていってほしいな。
Ben Kwellerを尻目に例の如く、喫煙所に比較的近い後ろの方に陣取る。
なんか去年はけっこう大人数で行ったので、自然とテンションも上がってたんですが、今回は早く着いたのにも関わらずなんか前半戦は、耳に入ってくる音をマッタリ聴いていました。
13:30 - 矢野顕子
直前にくるりのトリビュートが出ることが発表され、「ばらの花」を奥田民生がカバーしていることがわかり、やはり「ばらの花」はやらず。
よくもの真似される独特の歌唱法に、不覚にも少しにやけしまいました。フジで一回見てはいましたが、やっぱり別格でした。
14:40 - BO GUNBO3 feat.ラキタ
ボガンボスは、北野さんがかけていたのをキッカケで、聴き始めていたんですが、当然ライブは初めて。トンネル抜けて・夢の中など代表曲が並ぶ。
どんとがいたときに、リアルタイムで聴けていたらどんなだったんだろうか。
15:25 - 奥田民生
ここからマッタリとしていた重い腰をどっこいしょ、会場の最前線へ。
この二人が音楽的接点があったとは思っていませんでしたが、
やはりお互いカープファンだったら自然とウマがあったのか。
ひとりごっつ・・・いや一人又旅スタイルで手ぬぐいを頭に、じんべいとまではいかなかったのですが、スタスタと登場。
始めっからかけときゃいいのに、いったん無音で登場しておいてから、自らお得意のチープなショータイム風の音とともに会場へ一礼。
それで、自ら停止。
これなー説明難しいけど、民生やから成立するんやろね。イカしてます。
そして、なんかワザとつくっているような、若干ぶっきらぼうな態度。
「さぁ~すらうぉ~お。」
もってかれた。あーもってかれた。
なんじゃこの声。
1.さすらい
2.ラーメン食べたい(矢野顕子カバー)
3.野ばら
4.The STANDARD
5.息子(with 岸田)
6.ばらの花(with 岸田)
7.CUSTOM
息子・ばらの花の共演。
岸田には悪いけど、負けてたかもしれません。
まぁ先輩だけに立てたところはあったとは思いますが、声量が圧倒的に民生でした。
この辺から、なんかちょっと岸田の調子わるいような気がしました。
テンションもあんまり高くなかったような。
The STANDARDとCUSTOM。
ほんと好きなんですよね。
誠に濃いセットリストでした。
16:40 - 石川さゆり
これまでの弾き語りスタイルから一転して、ステージ内が騒々しいと思ったら、
なにやらバンドセットを組んでいる模様。
去年、ビックバンドだんたんで、僕は、このあとのくるりのセットももう組んでるのかと安易に考えていたら、石川さゆりはなんと、総勢約10人のビックバンドを率いて登場。
一曲目の「津軽海峡冬景色」のイントロが始まったとたん、会場内に異様などよめきが響き渡りました。
もうお祭り騒ぎ。エンヤコラ!エンヤコラ!
天城声 イチローバージョン」で終了。
なんか日本の伝統芸能とでもいうような、ステージに対するモチベーションがちがうように思いました。ただただ一生懸命やるということではなく、プロフェッショナルな表現を見せつけられたような、そんな感じです。
同じプロとしては、自然体が持ち味の矢野顕子や民生とは対照的なステージでした。
17:50 - くるり
ビックバンドだった石川さゆりとは打って変って、4人という過去最少編成で組まれたバンドセット。
最新作の「魂のゆくえ」を考えれば、この編成がちょうどよかったのかもしれません。アコースティックと言うよりはバンドセット。
1. 太陽のブルース
2. 夜汽車
3. 京都の大学生
4. さよならリグレット
5. 夜汽車はいつも夢を乗せて with 石川さゆり
6. かごの中のジョニー
7. 三日月
8. さよなら春の日
9. 魂のゆくえ
アンコール
1. 虹
2. 宿はなし
民生のときに気にはなっていましたが、やはり序盤で岸田の声が出ていない。
京都の大学生あたりから、徐々に調子があがってきたのか、ジョニーでは後半で早引き。三日月はほんといい曲です。ラストの魂のゆくえは、CDで聴く感じは軽快な感じですごく好きなんですが、実際リズムは単調な曲で、あまりフックが効いていない、ベターっとした感じに聴こえた。
虹。
聴けてほんとよかった。
ん~。ライブ。すごくよかったんですが、何故かこれまでとは違う印象が残りました。締めのMCでも、なんか淡々としていて。なにか思うところがあったかのような感じでした。
ただ、これまでがハイブリットだったためか、それは「魂のゆくえ」からも見てとれるように、その落差が今回はあったように思います。ただ、それがどうかということではなくて、またそれが印象的だった。太陽のブルースから始まったセットリストはそのためのものだったような気がします。
自然と心に響くいいライブでした。
今回の音博は、今まで海外のアーティストがバランスよく出演していた過去2回とは違い、例年になく日本人色が強いものとなった。
それは、最後に発表された石川さゆりの出演によって、より濃いものとなっていたように思います。
来年ねぇ~。行くでしょう!
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